自分の人生における音楽を超ざっくり振り返りながら語る
おはようございます、われかしです。
誕生日まであと3時間を切った今、折角なので今までの人生に聞いてきた音楽をだいたい時系列順に振り返ってみようと思い立ってこのような文章を書いています。
「若い間に触れてきた音楽でその後の精神が豊かになれるかどうかの土台が決まる」という話はよく耳にするので、この記事には
"若い"と呼ばれる期間が終わりそうだけど、ちゃんと音楽聞けていたか?
という自分に対しての確認の意味も込めています。知らんけど。
そもそも根がオタクなので聞いている曲の範囲はマジで偏っていますが、あしからず。
古代(~2014年)
比較的メジャーな楽曲を聞いている頃です。枝分かれしたディープなところにはあんまり入っていっていない感じ。
メカデス。
作曲・歌唱:増渕裕二
作詞:LindaAI-CUE
「太鼓の達人 あっぱれ三代目」収録曲。ゲーム自体が2003年発売なので多分2004,5年には聞いていたんじゃないかな…と思います。想像以上に昔からオタクだったんですね、私。
曲自体はゴリッゴリのヘビメタ。今真面目に聞き返してみると全体的に重量感を感じさせるメロディと「メカメカメカメカ…」のスピード感が良いなと思います。何よりデスボイスの出し方があまりにも性癖に刺さっている。
この曲に関しては曲自体の感想よりゲームとしての思い出がデカすぎるところがありますね、これに限った話じゃないけど。
Hungry Spider
作詞・作曲・歌唱:槇原敬之
1999年6月22日発売された槇原敬之さんの22枚目のシングル、だそうです。
この記事で紹介したいと思っている楽曲の傾向からするとマジで異常な選曲なんですけど、本当に大好きな曲なんですよねこれ。こっちの方面の良い曲も定期的に漁っていきたいところなんですけどね…。(未達成)
なんというか、上手く言い表すことが難しいんですけどめちゃくちゃセクシーで怪しげな感じのメロディですよね。音楽を聞くというよりリズムに乗せながら物語の朗読を聞いているような、そんな印象がとても強いです。それを表現することができる槇原敬之さんの歌唱力が高すぎてびっくりしてしまう。
来たるべきセカイ
作曲:坂本英城
「勇者のくせになまいきだ:3D」のエンディングテーマ。
正直全作品遊んで全曲聞いてほしいな~と思いつつもこのゲームシリーズの中で断トツでおすすめの楽曲がこれです。
リコーダーやピアニカなどの小学生でも使える楽器を主軸としているという少し奇抜な曲ではあるんですけど、そこに至るまでの長い旅路と闇に包まれた後の世界の美しさを表現できている…というか聞いた後はこの楽器でやる以外ありえない!って印象を抱かせるほどです。
軽快なリズムの序盤、ガラッと曲調が変わり伸び伸びとした旅の様子を表しているかのような中盤、そしてその中盤のメロディの原型を残しつつ一気に盛り上がりを見せる終盤。どこを取っても"名曲"と呼ぶに相応しい楽曲だと思います。ほんと最高。
遥かな空間へ
歌:霜月はるか
作詞:なるけみちこ/造語作詞:日山尚
作曲:なるけみちこ
「勇者30Second」より。自身を形成しているゲームといえば?と聞かれると五本の指に入るものだとは思います。
この曲に関しては単体でも最高なんですけど、それまでの物語の展開と合わせて考えると一つ一つの歌詞に強烈な意味を込められているように感じられとんでもなく感情を揺さぶられるタイプの曲に化けている感じがありますね。
穏やかかつ哀愁を感じさせるメロディーとそこから繰り広げられる力強いサビが特徴の楽曲で、それがこの曲を歌っているクゥというキャラクター像と見事にマッチしていて、とても良いなあと……
中世(2015,2016年)
色々と自我を持ち始めた時期だと思います。Twitterを始めたのもこの辺らしいですよ。
ゆけむり魂温泉
歌:たま、Coro、ytr
作詞:ytr
作曲:ZUN / アレンジ:Coro
「東方地霊殿 ~ Subterranean Animism」の3面道中曲「旧地獄街道を行く」の魂音泉さんによるアレンジです。
東方アレンジに関しては本当にいろいろな曲を聞いたし、自分のお金でCDを買いたい!と思えるようになったきっかけの曲でもあるので音楽寄りのオタクになった原因でもあると思います。罪深い。
曲としてはこのサークルの得意とするラップ調の感じで、不思議と繰り返し聞きたくなる魅力があるんですよね…。聞いている”心地良さ”というものがめちゃくちゃ高いおかげでしょうか。こんなに隙あらばガンガン韻を踏むタイプの楽曲からは日本語の美しさのようなものを感じてとても楽しいですね。
ピュアヒューリーズ ~ 心の在処
作曲:ZUN
「東方紺珠伝 ~ Legacy of Lunatic Kingdom」の6面ボス、純狐のテーマ曲です。
東方原作の6面ボス(=ラスボス)曲はどれも非常~~~に良いのですけどもちゃんと記事にするならどれかを選定しなきゃな~という思いのもと頑張って選びました。
フレーズの繰り返しがそこそこあり1ループが非常に長いこの楽曲なんですけども、それを感じさせない飽きさせなさは純粋にとても凄すぎてびっくりしてしまいますね。当時まだまだ若かった私にこの壮大な楽曲をぶつけられたのはインパクトが強すぎました。
Oshama Scramble!
作曲:t+pazolite
「maimai ORANGE Plus」初出の楽曲です。この曲なんですけど、
人生を変えた曲を一曲だけ選ぶとするとならこれだと思います、いやマジで。
ほんとにこの曲に関しては自分の中で特別なものがありすぎて困るんですよね。ここが良い、ここが良いと語るのではなくとにかく聞いてテンションの高さを浴びるように楽しむような楽曲だと考えています。
頑張って語ってみるんですけど、本当に最初から最後まで明るい曲ですよね…と思います。本当に止まらなく突き進んでいる感じ。それなのにしっかりと盛り上がるところとそうでないところでメリハリがついているような曲で本当に楽しい。とにかく聞いていてあまりにも楽しすぎる。この感情を正確に表現できない語彙力の無さに泣くぐらい楽しい。
聖者の息吹
作曲:世阿弥 vs Tatsh
「GROOVE COASTER 2」初出の楽曲です。
音ゲーマーのツボを付いてくる曲だよなあ…と思います、私は見事にぶっ刺さってこの曲ばっかり遊んでいた時期がありました。まだ当時はグルコスそんな上手くなかったのに。
全体的に疾走感のある楽曲ですね。どの部分をとっても聞いてて爽快になれるような、爽やかな楽曲です。力強いサビの入りだけでも興奮できるのにサビ中でもう一回盛り上がりとして区切り無い16分音符を入れてくるのがあまりにも気持ちよすぎますねこれ。
近世(2017,2018年)
既にオタクとしてのアイデンティティを確立している頃だと思います。多分。
らいくあらいと
作詞・作曲:Sasakure.UK
「けものフレンズ」関連より、どうぶつビスケッツのアルバム「さふぁりどらいぶ♪」の楽曲です。
このCDの情報が発表された時点でSasakure.UK氏とフェネック(本宮佳奈さん)の組み合わせの時点で最強の楽曲になるのでは?と思ったんですけど、実際に聞いてみると予想の数兆倍良い曲で聞いてる最中に5回ぐらい椅子から転げ落ちるぐらいびっくりしました。
軽快なテンポであるはずなのに不思議と落ち着いているように感じる音によく伸びてなおかつ透き通った声が合わさったらそりゃ良い曲になりますよね。どこかキラキラとした曲調も非現実じゃないけど日常とはちょっとだけ違う非日常の世界を感じさせて良すぎますね。
リスドンヴァルナの黄昏
作曲:山本由貴子
「太鼓の達人 ソライロver」初出の楽曲。
最初に聞いたときの衝撃がかなり強く、未だに太鼓の達人収録曲の中でもトップクラスで好きな楽曲になっています。こういう音楽のことを民族音楽的な曲調って言うんですかね…?
この曲、個人的には伸びる音が特に魅力の楽曲だな…と聞くたびに思っています。どことなく広大な平原にいる情景がイメージできるような、そんな感じの美しい伸ばし方がとてつもなく最高ですね。
花と、雪と、ドラムンベース。
作曲:kanone
歌唱:せんざい
「maimai MILK Plus」初出の楽曲。演歌とドラムンベースが融合(?)していて、ジャンルがどっちなのかよくわからないのですけど多分ドラムンベースの割合のほうが大きいと思います。
今まで比較的真面目な曲を挙げてきたんですけども、最近になってこういう理解の追いつかないぶっ飛んだ曲も大好きになってきたですよね!!!何を食べたらこの2つの音楽ジャンルを融合してちゃんと聞けるレベルにまで仕上げることができるのか。キックをバリバリに鳴らしてる中の「冬の窓辺に、花一輪」という歌詞が妙に様になっている。
実際ドラムンベース部分が曲としてとってもノリノリになれるタイプのそれなので単にそういう楽曲として楽しめるのもこの曲の良いところではないかと思っています。
近代(2019~)
もうこの辺になってくると最近ハマった曲をつらつらと書き連ねるだけになると思います。あともう少しで記事が終わるのでもう少しだけ付き合ってください。
今宵フェスティバブル
作詞・作曲:やしきん
歌唱:高宮なすの(CV:鳴海杏子)
「てーきゅう ベストセレクション」のOP曲。
総集編のOP曲だし…ということであんまり身構えて聞いていなかったんですけど聞いていく度にだんだん好きになっていったタイプの曲です。中毒性強め。
一番と二番でAメロとBメロが逆転する展開の仕方がなんとなく「普通の曲とは違うぞ」って印象を自分に抱かせてるところがあると思います、あんまりこういう構成の曲を聞かないので特別感ありますよね(自分があんまりそういう展開の音楽を聞いてこなかっただけでしょうけども)。
あとシャッフル調で軽率に盛り上がれる曲調と容赦なくどこでも韻を踏んでいく歌詞に心地良さを見出していました、こんなに要素を詰め込んで破綻しないどころかむしろ立派な楽曲として出来上がっているの、本当に天才の所業か…?としか思えません。
Baqeela
作曲:owl*tree
「オンゲキ SUMMER」初出の楽曲。バキーラと読むらしいです。
owl*sambaというジャンル名に嘘偽りが一切ないことを思わせるほどの陽気でまさに夏!といった感じの一曲。めっちゃ夏。
MASTER譜面でいう660ノーツからの音作りが個人的に超好みで、確かに陽気ではあるんだけど陽気だけでなくどこか不思議な雰囲気が滲み出ているこの曲の魅力がバッチリと表現されてるパートだと思っています。
ポケットからぬりつぶせ!
作詞・作曲:中山真斗
歌唱:マーチングポケッツ[日向千夏(CV:岡崎美保)柏木美亜(CV:和氣あず未)東雲つむぎ(CV:和泉風花)]
これまた「オンゲキ SUMMER」初出の楽曲。マーチングポケッツ3人のみで歌った初めての曲です。
曲調からは中学生ならではの幼さと元気さ、歌詞からはマーチングと音楽要素を全面に押し出したこの楽曲、聞いてるだけで元気になれる要素しかないんですよね、軽快なドラムやトランペットなんかの音もまた子供の頃に抱いていたワクワクを思い出させてくれる感じがして、良すぎる……。
「準備オッケー?つかまって ちょっと待って行かないで 深呼吸で目開いて レッツゴー!」の部分が特に好きです、どこが好きかを具体的に言葉にできるほど私の表現力が発達していないんですけど、お気に入りのフレーズです
どどんぱち大音頭
作詞・作曲・歌唱:内藤那津子
「怒首領蜂大復活」のイメージソングです。ゲーム内では使用されていませんがPVなんかで使用されていますね。私はオンゲキ収録に伴って知りました。
大音頭、と曲名にあるものの音頭といえるものは最初と最後だけでメインとなるフレーズはスタイリッシュな感じに決まっているので曲自体がしっかり「怒首領蜂」というゲームをイメージしたものなんだなあ、というのがきっちり伝わってきます。実際超かっこいい。
367Days
作曲:伊藤翼
作詞:Soflan Daichi
歌唱:KiRaRe
「Re:ステージ!」よりKiRaReの5thシングルです。
Re:ステージ!というコンテンツで一番感情を揺さぶられた曲は何だろうと思いを巡らせた結果この曲を選ぶしかないな…と思いました。KiRaRe、ほんとに良いユニットだな……
夢に向かって頑張る少女たちがテーマの作品で”夢に辿り着いた後”を歌われてるのはあまりに良すぎるし、KiRaReもすっかり立派なアイドルなんだなあ…と感動しすぎるところがありました。アニメ最終話でこれを流したのは天才にもほどがあると思います。
おわりに
語彙だとか音楽に対しての知識がまだまだ拙いせいでこの文章を衆目に晒して大丈夫なのか?という感情を抱きつつも無事書き上げました、偉い。
好きなものを語るのが大好きな人間なので、多分これからも思い立ったら気まぐれに自分の好きな曲の好きなところを語る記事なんかを書くんじゃないかな~と思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。またいつか会いましょう。